高校時代恩師の名刺制作

「名刺を新調したい」ということで、高校の教頭/キャリアセンター長および高校野球連盟で常務理事をされている、高校時代の恩師の名刺を作成させて頂きました。

”私のデザインセンスにすべてを任せる!”と言って下さったので、かなりのプレッシャーはあったものの、私なりに前回の名刺を見て今回のコンセプトを決めるところから始めました。以前の名刺は表面/高校、裏面/高野連と裏表で分けているデザインで、渡す相手に表裏別々の印象を与えたい場合に有効な方法であったのですが、記載情報が被っている部分もあり全体的に情報量の多い名刺だったため、今回は「連絡先が一目でわかり、シンプルなもの」というのをコンセプトに進めさせて頂きました。

教育関係の方の名刺なので「あまり派手派手しいものは似つかわしい」「信頼性や安心感のある名刺のほうが好ましいだろう」という思いから、表面に個人情報(名前、肩書、連絡先)のみを記載し連絡先が一目で分かる構成にしました。

肩書を一つにまとめるだけで分量が多く見栄えも良いため、それに合わせて名前を縦書きで大きく載せ、普通の名刺デザインよりもインパクトを出しました。また、誤読などを防ぐために電話番号とメールアドレスも大きく記載しました。裏面は残りの情報をシンプルにまとめるということを重視しながら構成しました。全体的なフォントは私の持つ先生のイメージを大事に、強弱のある明朝体をベースに構成しました。