新海誠展に行ってきました

沖縄県立美術館(おきみゅー)で開催されている「新海誠展」に行ってきました。一昨年、昨年と全国で開催されていた話題の展示。沖縄県でも開催されているということだったので、 おきみゅーメンバーズ(年パス)を使って見に行ってきました。

そもそもアニメに関心が高くない私は、新海誠監督についての知識はほとんどありませんでした。唯一知っていることといえば話題作である「君の名は。」が地上放送された時に観た、という程度。しかも息子が観たいというので付き添いで観たという感じ…。正直、年パス持っていなければ行かなかっただろうなと思うのですが、結果、行って良かった!!!!!!!と声を大にして言いたいくらい、素敵な展示でした。新海誠監督のファンになりました!!!(何でもすぐに感銘を受けて、影響を受けるタイプです、私。笑)

何がすごいって、ほぼ一人で制作した「ほしのこえ」のクオリティの高さ!25分のデジタルアニメーションを一人で制作したっていう事実にまず震えました。すごすぎる!まじで。すごすぎて震える。

展示内容の構成は基本的に発表作品順で紹介されていて、各作品において
【制作資料の展示】企画書や絵コンテ、原画など
【監督の言葉展示】印象的なセリフ、監督がインタビューで語ったことなど
【主題歌の展示】主題歌の映像と歌詞・人物紹介など
【映像展示】本編映像から抜き出した映像や動画コンテなど
で構成されていました。

展示されている作品の全てを一つ一つゆっくりと読み、作品やクオリティへのこだわり、一つ一つに感じる奥の深さ、共通するテーマなど、監督のすごさはもちろんのこと、アニメーションのすごさにも圧倒されました。

その中でも特に印象に残ったのは 「言の葉の庭」 の庭園に囲まれた映像の美しさ。 通常はハイライト・固有色・反射光部・最暗部の4種類の色彩で構成されてるものが多いのですが、この作品は前述プラスに光の回り込み(反射色)が加えられているところと輪郭線にも反射色に寄った色を付けていることが大きく違うそうです。なんなんですかね?一気に奥深さ?なんだろ、独特の奥行きというかなんというか…、今まで観たことがないような美しさ。 ちなみに上部の大きなアイキャッチも「言の葉の庭」の画像です。美しいの言葉しか出ないです…よね。


新海誠展にはオープニングムービーとクロージングムービーも流してあり、どちらもずっと観てても良いですか?と言いたくなるくらい、全ての作品が新たな1つの作品として完成されていました。

※このあと早速「言の葉の庭」観ました。映像の美しさはもちろん、ストーリーも引き込まれる、心の揺さぶりが心地良い映画でした。1時間内っていう短さなのに、それ以上の時間振り返りがしたくなります(笑)すごく良かったです。